今年の夏、藤花会には８名のインターンシップ生が来てくれました。
介護職、生活相談員、ケアマネジャー、施設長、子ども食堂など、多岐にわたる体験にチャレンジしてもらいました。
普段職員が何気なく行っている仕事を、学生の目線で見てもらうことで、私たち自身も新たな気づきを得られる貴重な機会となりました。

たとえば、利用者さんのお宅を訪問したとき「こんなに暑いのにエアコンがついていない」という驚き。
また「小規模多機能ホームって、理想的なサービスなのに知られていないんですね」といった感想。
現場に出なければわからないリアルな実感が、彼らの言葉に詰まっていました。

インターン生たちは、車いすの掃除をしてくれたり、広報活動にも協力してくれたりと、施設の裏側まで体験。
「やりがいって何？」「知らない言葉ばかりで大変だったけど、学びが多かった」そんな率直な声が印象的でした。

この夏の経験が、彼らの進路や人生に少しでも役立てばうれしいです。
そして、私たち職員も改めて「誰のために、なぜこの仕事をしているのか」を見つめ直す時間となりました。